シューマン独自の和声、音楽の捉え方があります
音楽は繊細でありながら大胆です
A- B-A-C-A-Dのロンド形式
シューベルト→シューマン→マーラーに至る系譜を感じます
3者に共通する要素
器楽的な発想よりも歌曲的な発想
伝統的なドイツ音楽の書法を重んじる姿勢
形式的な均衡美より自己に起こるドラマを音で表現
Leicht und zart / 1小節〜
ハ長調--ホ短調--ト長調--ハ長調
この主題はこの後ここを含め都合3回演奏されます
主題は魅力的でこの部分だけで1曲の作品として出しても良かったと思います
MInore Ⅰ / Etwas Langsamer / 41小節〜
ホ短調--ロ長調--ホ短調--ト長調--イ短調--ホ短調--変ロ長調--イ短調--ト短調
変ニ長調--ハ長調
89小節(変ロ長調)以降の夢想する様な展開はいかにもシューマン的
MInore Ⅱ / Etwas Langsamer / 145小節〜
イ短調--ヘ長調--ト短調--イ短調--ホ短調
リズムの要素が加わった中間部
いかにもドイツ的な印象を持ちます
動的でありながら幾分感傷的な音楽
Langsam / 209小節〜
ハ長調
全てを悟り彼岸の先に待っている音楽に感じます
天上から音が降ってくるようです