練習曲というより作曲家の内面を映し出したような曲だと思います
旋律の優美さに加え、和声 / 対位法の巧みさがあります
(1)左手の旋律はチェロを想起します
(2)伴う右手ソプラノは息の長い繋留音が効果的
(3)和声を支える内声部の伴奏
ショパン 練習曲 25-7
速度表記はLentなので
もう少しゆっくり弾いても良いと思います
中間部手前
中間部(ロ長調)手前の左手のパッセージ
縦の線を決めてさらいました
コーダ
下属調 / 嬰ヘ短調の属7(C♯7)から始まる6小節のコーダ
平行調(ホ長調)→属調(嬰ト短調)→主調(嬰ハ短調)
転調の巧みさと調和の取れた音の均衡が素晴らしい箇所だと思います