邦人作曲家の中で最も高い水準の書法を持つ方だと思います
初期の作品 / ヴァイオリンソナタ 弦楽四重奏1番を好んで聴いていました
この曲は子供のピアノ教材として作曲されました
フォーレ / ドビュッシー / ラベル〜近代フランスの和声のスタイルをとりながら
メロディはどことなく日本の唱歌や童謡を想起します
大人が弾いても弾きごたえのある曲です
冒頭のモチーフを終始維持しながら、和声は常に変化していきます
音楽教育用に書かれたためか
隙のない緊密な書法で書かれています
和声や作曲を学ぶにも良い題材だと思います

音符上に書かれた
m.d. / main droite (マン・ドロアト) 右手
m.g. / main gauche (マン・ゴーシュ) 左手
子供の小さな手でも演奏ができるように両手位置の指定
弾く側に立った細やかな配慮があります
三善晃 波のアラベスク